なぜ彼は笑わないの? 「笑わない人」の心理とつきあい方 (3/3ページ)
そうするように育ってきたのだから、当然といえば当然です。
そのため、相手が笑っていないと、「なにか怒らせたんじゃないかな」とか不安になったり、心配になったりします。普段は笑う人が笑っていないのならば心配も当然ですが、いつも“笑わない人”なら、気にすることをやめましょう。笑わない人のほうも、いちいち「大丈夫?」とか「なんかイヤなことあったの?」とか聞かれることに嫌気がさしているかもしれません。
◇笑顔は練習でつくれる
そうはいっても、笑わないのではなく笑えない、つまり“笑い方がわからない”という人もいます。あなた自身や、あなたのパートナーがそのタイプなら、“笑顔は練習で作れる”ということを覚えてください。
先ほど表情筋の話をしましたが、笑顔は心の状態とは関係なく作れるということ。表情筋が鍛えられていなくて笑顔を作れないのであれば、その筋肉を鍛えて笑顔を作ればいいんです。
もうひとつは、笑いのハードルを下げること。ファンケンバーグという研究者が、“ユーモア育成プログラム”ともよべる、笑いのセンスを磨く方法を開発しています。ユーモアについて考え、遊びをとおして楽しい気持ちになることを体験し、恥ずかしいことにチャレンジして笑いを誘うなどの課題に取り組みながら、自分自身を笑えるように訓練し、ユーモアのセンスを身につけていく、というものです。
このように、訓練によって快のハードルを下げたり、笑顔を作ったりすることは可能です。だけど、笑わない人を避けたりしないでくださいね。けっして不愉快で笑わないのではなく、笑えないだけかもしれないんですから。
(平松隆円)
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