アメリカでは過去15年間で、約400件の「無駄な医療行為」が行われていたことが判明 (3/3ページ)
今回の研究で、「効果的ではないにも関わらずコストが非常に高い」とされる例として挙げられたのは、50歳以上から推奨されるマンモグラフィ(乳房X線撮影装置)の40歳以上からの使用、認知行動療法、手術後の血栓を防ぐための圧迫ストッキング使用、減量のためのウエアラブル技術、ICU(集中治療室)におけるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の蔓延を減らすための防護ガウンおよび手袋の使用などだ。
医学的逆転を減らす1つの方法としては、研究に基づいた事実を結論付けているRCTから、その医療行為が有効であると証明されることだという。

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・患者もChoosing Wisely(賢い選択)を求める意識を持つことが大切
今回の研究発表を行った研究者らは、この発表が患者をより効果的かつ経済的にケアするための医療に役立ち、無駄な医療行為を防止するきっかけになることを望んでいる。
患者の負担になり過ぎず、医師との相談のうえ、納得のいく医療行為を受けることは何より望ましい。しかし、全ての医療状況を把握することは当然ながら困難だ。
とはいえ、もし受けた治療法が有効と思えず、心の安らぎにさえもならない場合は、高額な医療費や健康へのリスクを減らすためにも、やはり「Choosing Wisely(賢い選択)」の意識を持ち、第2、第3の意見を求めた方が賢明といえよう。
References:News Medical Life Sciencesなど / written by Scarlet / edited by parumo