現代に残された2000年以上前の古代ローマの巨大地下貯水槽(イタリア) (2/3ページ)
この貯水槽はそれぞれ傾斜を緩くして設置されていて、通気システムまで整っていて、実に巧妙に調整されている。
この水システムは、近くのポルト・サン・ジョルジョ港近くの遠征船に水を供給するのにも使われたと考える歴史家もいる。
"Fermo, Marche, Italy - Piscine Romane #2 -by Gianni Del Bufalo CC BY 4.0"
・地下貯水槽や修道士たちのワインセラーに
ローマの時代が終わると、この地下貯水槽は使われなくなり、戦争で疲弊したフェルモ市民のゴミ捨て場になってしまった。
しかし、13世紀、ドミニコ修道士たちが新たな修道院を作ろうとして、偶然この貯水槽を見つけたため、ここは再び日の目を見ることになった。
修道士たちは、この地下貯水システムの一部をワインセラーとして、より実用的に再利用したのだ。現在でも、ワインを貯蔵するために修道士たちが造った階段室や落とし樋を見ることができる。
天井や洗浄台、通気用の井戸に使われた板の跡、壊れたテラコッタや、水漏れを防ぐために使った防水モルタルなどが混じった残留物など、今日の訪問者は、もとの仕事の痕跡を見て驚くことだろう。