現代に残された2000年以上前の古代ローマの巨大地下貯水槽(イタリア) (1/3ページ)

カラパイア

現代に残された2000年以上前の古代ローマの巨大地下貯水槽(イタリア)
現代に残された2000年以上前の古代ローマの巨大地下貯水槽(イタリア)

Bellatrovata / wikimedia commons

 イタリア、フェルモ県にあるヴィア・デジリ・アチティ(Via degli Aceti)の、目立たない入り口を入り、古い石の階段を降りると、2000年前の技術の粋を集めた驚異を目の当たりにすることができる。

 そこには、驚くほど保存状態の良好な古代ローマの貯水槽が広がっているのだ。その規模と精巧な仕組みから、2000年以上前にこの丘の上の要塞を造ったローマの建造者たちの驚くべき技術知識がとてもよくわかる。

Cisterne Romane - Fermo - Marche - Italy

・古代ローマ皇帝の命令による水道システムプロジェクト

 このとてつもない大がかりなプロジェクトを命令したのは、 ローマ帝国の初代皇帝のオクタビアヌス(アウグストゥス)である。オクタビアヌスは、属州統治や都市整備に尽力し、ローマの平和の時代をもたらした人物である。

 彼は、イタリアのアドリア海沿岸のローマ人コロニー、Firmum Picenum(現在のフェルモ)に飲料水を供給するための水道システムを構築しようとしたのだ。

 水は自然の泉や雨水から集められ、町のトゥファ石(沈殿した炭酸石灰から成る多孔質石灰石)の地下深く、技術者が造った貯水槽に浄化されたのち貯蔵された。
「現代に残された2000年以上前の古代ローマの巨大地下貯水槽(イタリア)」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る