フランスGIGNと外人部隊によるジブチのバスジャック救出作戦を題材とした映画『15ミニッツ・ウォー』 (1/2ページ)

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フランスGIGNと外人部隊によるジブチのバスジャック救出作戦を題材とした映画『15ミニッツ・ウォー』

GIGN:国家憲兵隊治安介入部隊とフランス外人部隊が救出作戦を実施した1976年のジブチ共和国バスジャック事件を題材としたアクション映画『15ミニッツ・ウォー』(原題:L'intervention 英原題:15 minutes of war)の日本版トレーラーが公開された。

ジブチ共和国バスジャック事件とは ―― 1976年2月3日にアフリカ・ジブチ共和国のフランス空軍基地を出発した軍用バスが、過激派組織FLCS(ソマリア沿岸解放戦線)から襲撃を受け、乗車していたフランス軍人の子供ら31人が人質となり、バスの運転手はソマリアとの国境に位置するロワイヤダ村へ向かうように指示された。フランス政府は事態に対処するため、フランス外人部隊と1974年に発足して間もないフランス国家憲兵隊の特殊部隊:GIGNを現地へ派遣した。この事件がGIGNにとってフランス国外での初任務であった。


GIGN創設者でもある狙撃チームを指揮したクリスチャン・プルートー中尉
Photo from French Foreign Legion information
2月4日にロワイヤダ村で救出作戦が実施され、GIGNの狙撃チーム(9人編成、そのうち狙撃手は8人)のほか、フランス外人部隊の第2外人落下傘連隊と第13外人准旅団が参加した。作戦中にソマリア兵がFLCSに加勢するというイレギュラーが発生したが、バスジャックを実行したFLCSメンバーはすべて排除され、作戦は20分程で終了した。この作戦で人質(子供)のうち1人が死亡、5人が負傷した。また、第2外人落下傘連隊の小隊長が負傷している。 ―― 映画では、人質の数や人物など史実とは異なる点がいくつかあるようだ。
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