〈目からウロコの健康術〉近年、急増している男性のがん「前立腺がん」で死なない方法とは!? (3/3ページ)
前立腺がんは胃がんや大腸がんと同じように早期発見が行いやすく、また、早く見つかれば治せる可能性の非常に高いがんなのです」(同)
治療方法は、手術や放射線療法、男性ホルモンの分泌を減らしてがん細胞の増殖を防ぐことを目指すホルモン療法が挙げられる。これらの治療を行うことで、尿漏れや勃起不全(ED)、血尿、直腸障害などの副作用が起こる可能性はあるが、少なくとも早期発見・早期治療で死の危険性は減らせるわけだ。
また、前立腺がんは10年以上かけてゆっくりと進行していく特徴があるため、仮に見つかったとしてもがんの状態や症状の有無、患者の年齢や本人の希望によって、治療を行わず様子を見るケースもあるという。
PSA検査によって、病気の疑いがあるかどうかを調べられるというが、検査を受けたほうがいい目安となる症状はあるのだろうか。
結論から言えば、他のがんと同じように初期には症状が出ないことが多いため、無症状の段階から検査を受けたほうがいいそうだ。
病気が進行してがんが大きくなると、前立腺の中を通っている尿道が圧迫されるため、尿が出づらくなったり、残尿が増えることで頻尿になったりすることがある。がんが膀胱に侵食すると血尿を引き起こすこともある。
尿道に近い場所にがんができれば、初期であってもこれらの症状が起こることはあるが、前立腺がんの7割は尿道から離れた場所に起こると考えられているため、多くの場合、進行しないと症状は起きないという。
「前立腺がんは50歳頃から罹りやすくなりますが、55歳以上でも治療によって完治する可能性が高いため、55歳を超えたら必ずPSA検査を受けるようにしましょう。それ以降も年に1度のペースで検査を受けることをお勧めします」(同)
「男性がこれから最も罹るがん」とだけ聞けば怖い印象を抱きやすいが、「55歳を超えたらPSA検査」を胸に留めておけば、あまり死の危険を心配する必要はないのかもしれない。