会社を辞めて独立する前に絶対やるべき下準備 (2/3ページ)

新刊JP

大企業にいる50代であれば、退職金をほぼ満額どころか、早期退職の積増金をもらえる会社もありますし、厚生年金もほぼ満額もらえる。それなりに蓄えもあるはずです。独立して万が一失敗したって路頭に迷うことはないんですよ。だからこそ、いつまでも会社にしがみつくのではなくて、役職は若い人に譲ってチャレンジしましょうよと言いたいんです。

会社に残っていれば、給料は減るけど役職や肩書は残してくれることもあって、世間体はいいですよ。でも、人間世間体で生きるわけじゃないですからね。

――独立した後に味わった挫折や苦労がありましたら教えていただきたいです。

高田:私は幸い挫折という挫折は今のところないのですが、サラリーマンというのは案外世の中のことを何も知らないんだなということは感じました。

税金のことや社会保険のこともよくわかりませんでしたし、大企業にいましたから事業をどうやって始めるのかもわかりませんでした。そういうことを一つ一つ調べたり人に聞くというところからのスタートでした。ただ、人を雇っての起業ではなく、個人事業主としての独立ですから、そんなに難しいことではないというのはお伝えしたいです。どちらかというと重要なのは「独立してやっていく勇気とそれなりの実力があるのか」ということの方です。

――そこは多くの人が不安なはずです。

高田:私もそうでした。ただ、自分の商品価値に本人が気がついていないというケースは案外少なくないんです。そこは、一度周囲の人に相談して客観的な評価をもらうなどして確認してみた方がいいと思います。

――辞める前に、ですよね。

高田:そうですね。もちろん、辞めずに会社に残った方がいい人もいます。直感的に言うと、7割か8割の人は辞めない方がいい。ただ、残りの2割くらいの人は独立してもやっていけるだけの能力があると思います。

2割だとしてもすごい数じゃないですか。それだけの人がせっかく世間に出られるのに、会社から「終わった人」だとみなされながら65歳まで在籍しつづけるというのは大きな社会的損失でしょう。

――フリーランスになった後、自分が仕事でいくらとるかという「自分の値段」の付け方も難しいと感じました。
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