会社を辞めて独立する前に絶対やるべき下準備 (1/3ページ)
終身雇用制度が崩壊し、大企業が早期退職者を募ることが珍しくなくなった今、企業側が特に「50歳前後以降」の社員に対して「自主的に辞めてほしい」と考えている現実が垣間見える。
この状況で、50歳以降のビジネスパーソンはどのように働いていけばいいのだろうか。年々居心地が悪くなるのに耐えて定年まで働き続けることが苦にならないのなら問題ない。しかし、そうでない人は?
『会社を50代で辞めて勝つ! 「終わった人」にならないための45のルール』(集英社刊)は、この年代のビジネスパーソンに向けて、会社を辞め、独立してフリーランスとして生きていくという働き方を提示する。今回は著者の高田敦史さんに、この生き方が可能な人と会社に残った方がいい人の違いや、会社を辞める前にやるべきことなどをうかがった。その後編をお届けする。
■50代の独立 強みと懸念点 ――独立するにあたって不安はなかったですか?高田:不安はいつもありますよ。独立した当時もありましたし、今もあります。独立した最初の年は「会社員時代の年収の半分ぐらいは稼ぎたいけど、もしそんなに稼げなかったらどうしよう」という不安がありました。もし、ダメだったら顧問派遣会社に登録して、月10万円とか15万円でも顧問料をもらって食べていくことを考えていたのですが、結果的に初年度は思っていたよりも稼げたんです。
だけど、それで不安がなくなるかというとそんなことはなくて、今57歳なのですが65歳まで今と同じくらい仕事が入ってくるかな、とかは考えますしね。会社に残っていれば少し給料は下がるかもしれないけど、お金は稼げるじゃないですか。ただそれを考え始めると何もできないですからね。
――先の不安は独立して軌道に乗った今でもあるんですね。高田:ただ、この不安って大したことはないんですよ。少なくとも若い方がゼロから起業するような本当にチャレンジングなことをする時の不安とは違います。