会社を辞めて独立する前に絶対やるべき下準備 (3/3ページ)

新刊JP

高田:会社員時代の年収を基準に決めればいいのではないかと思います。たとえば1000万円もらっていた人であれば、年間200日稼働するとして日給は5万円です。
独立後に「月に4回相談したい」と言われたら、月間の契約は20万円とです。打ち合わせ自体は一回2時間程度でもその準備も含めて考えればいいと思います。
ただし、大事なのはその値段にこだわりすぎないことです。

どういうことかというと、相手方は頼む仕事の対価を、商品力やサービス力ではなくてその時の都合で決めるんです。例えば「講演は1回10万円で受ける」と決めていたとしても、相手方が「うちは社内の規定で1回3万円と決まっているんです」ということなら、3万円でやればいい。逆に「15万円でどうですか」と言われたら、もちろんわざわざ「いや10万でやります」と言う必要はありません。そこは、値段を決めつつも柔軟にやるべきでしょうね。

――フリーランスで生きていける人の特徴を教えていただきたいです。

高田:何かの分野のエキスパートであることは必須でしょうね。ただ、その専門分野に商品価値があるかどうかはまた別の話ですから、辞める前にあちこちに打診して反応を見ておいた方がいいと思います。

また、今後は古巣の会社から仕事をもらってやっていくというケースも増えてくるはずです。あとは、会社員時代の取引先もそうです。独立を考えているのなら、今務めている会社の周辺で仕事をくれそうなところに当たりをつけておくことが必要です。

――会社員時代の取引の周辺に身を置くというのは大事かもしれませんね。

高田:大事だと思います。私の知る限り、フリーランスになった人はほとんどそこで食べていますから。まずはそこでベーシックなインカムを得られる状態にして、手を広げるならそこから少しずつ広げていくというのが、成功しやすいやり方だと思いますね。

――逆に独立しないで会社にいた方がいい人はどんな人ですか?

高田:専門性を持たず、企業の大きさと役職だけで仕事をしている人でしょうね。こういう人は独立しない方がいい。

――最後になりますが、50歳前後という年齢にいる方々にメッセージをお願いいたします。

高田:会社を辞めて、組織に縛られず自分らしく生きるという選択肢をはじめから排除している方はたくさんいると思います。それはすごくもったいないことです。

実際に会社を辞める辞めないは別にして、自分がフリーランスとして生きていけるのか、周囲の人に聞けば自分で気づかなかった可能性が見えることもあります。ぜひ、自分の可能性について検討したうえで、今後の生き方を選んでいただきたいですね。そのために、今回の本は役立つのではないかと思っています。

(新刊JP編集部)

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