年金だけでも楽々暮らせるベスト5冊(1)「付加年金」で受給額増し! (2/2ページ)

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例えば、厚生年金の支給開始年齢について見ると、1956年以前は55歳でしたが、現在は65歳になっていますし、70歳でという話も聞こえています。加入者を増やすために、パートでも保険料を支払わなければならなくなる条件を下げてきています。

 このように、国はあらゆる手段を使って年金制度を守ろうとしています。なぜなら、年金が破綻すると国家が破綻してしまうからです。

 年金は破綻しないけれど、支給額は減っていきます。ですから、年金制度やさまざまな社会保障制度についてよく知り、フル活用して家計の出費を減らしましょう。

 この著書でも詳しく書いてありますが、「年金まとめ払い」や国民年金の「付加年金」など裏ワザを使うと受給額を増やせます。

 病気になったらどうしよう、介護にはいくらかかるんだろう。そんな不安を抱えている人も多いでしょう。でも、医療費には「高額療養費制度」、介護には「介護保険」があります。所得が少ない人は負担も少なくて済むようになっています。こうした制度を知っていれば、高い保険料を払って生命保険に入る必要もありません。

 いよいよ困窮した時は、「生活保護を受ける」という選択肢もあります。生活保護は国民の権利であり、国民を守ることは政府の義務です。これまでどっさり税金を払ってきたのですから、胸を張って生活保護を受けましょう。

 銀行や保険会社の言葉を信じてはいけません。彼らは「このままでは老後の資金が足りなくなります。手持ちのお金を運用して資産形成しましょう」と甘い言葉で誘ってきます。でもそれは、客のことを考えてではなく、商品を売るためのセールストーク。最近も、「かんぽ生命不正問題」で、郵便局員がかんぽ保険の営業ノルマのために、利用者に不利な契約をしていたことが明るみに出ました。

 しかし、いちばん重要なのは意識を変えて、年金だけで暮らす方法を考えること。そうすれば少ないお金で豊かに暮らすことができます。

選書1:年金だけでも暮らせます 決定版・老後資産の守り方/荻原博子・著/PHP新書/864円

荻原博子(おぎわら・ひろこ)/経済ジャーナリスト。明治大学を卒業後、経済事務所勤務を経て1982年に独立。不動産の下落、デフレの長期化を早くから予測するなど経済観には定評がある。家計経済のパイオニアとしてテレビ、ラジオ、新聞、雑誌などで活躍中。近著に「荻原博子の貯まる家計」「役所は教えてくれない定年前後『お金』の裏ワザ」。

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