原巨人止まらない「東海大ジャイアンツ」化 広島・田中獲りへ (2/3ページ)
1月に100人ほどがリストアップされ、そこから80人、60人、50人と絞り込んでいくんです。ここからさらに、上位指名候補を数人に絞り込み、残された候補については伸びしろ、センス、試合勘などを細かくチェックし、各チームの戦力状況を重ねて指名の有無を決定します。下位指名選手、育成選手が一軍選手になるかどうかは、スカウトの眼力にかかっています」(前出・アマチュア担当記者)
要するに、今夏の甲子園大会にはスター選手が少ないものの、指名リストに残っている選手は多い。彼らの力量について、時間をかけて、じっくり見極めなければならなくなったのだ。
「佐々木が岩手県大会決勝戦で投げなかったのは、右肘に違和感を持っていたからです。とはいえ、彼に対する評価は変わりませんが」(前出・球団スタッフ)
ドラフト本番にはまだ時間があるが、巨人がエース・菅野智之の不振を深刻だと受け止めるならば、1位指名は佐々木だろう。しかし、他11球団も佐々木の1位指名を考えている。そうなると、あえて佐々木を避け、他選手を指名して確実な戦力補強を狙うか、「外れ1位候補」で海野を獲るか…。
こんな情報も聞かれた。
「昨秋、原監督がドラフト会議に臨むに当たり、直前で1位候補を変更させたとも聞いています。根尾昂(現中日)の1位は変わりませんでしたが、当初、スカウト陣が外れ1位に推していたのは吉田輝星(現日本ハム)でした。それが左の先発タイプがほしいということで、髙橋優貴に一変したと」(ベテラン記者)
指揮官の求める補強に応えるのも現場スカウトの仕事であり、選手補強の全権を持った原監督が意見を言うのはおかしな話ではない。しかし、八戸学院大出身の髙橋は東海大菅生から同大に進み、さらにその指導者が東海大の卒業生と聞けば、原監督の“強い母校愛”を感じざるを得ない。
「クローザーに成長した中川皓太や、現在売り出し中の大城卓三も東海大の出身です。田中俊太も東海大から社会人を経て巨人入りしました」(同)
FA市場でも東海大出身選手の獲得情報が囁かれていた。原巨人が狙う次の標的は広島・田中広輔(30)だというのだ。
田中もまた、東海大相模から東海大を経て社会人、広島に進んだ1人。