疑似ドキュメンタリーの先駆けとなった米映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」が世界にもたらした影響 (2/7ページ)
The Blair Witch Project (1999) Trailer #1
・『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』が生まれたきっかけ
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』は1990年代初め、フロリダ州のセントラルフロリダ大学の映画学生だったダニエル・マイリックとエドゥアルド・サンチェスにより制作された。
学生時代、超常現象についてのドキュメンタリーに没頭していた2人は、ホラー映画『エルム街の悪夢 ザ・ファイナルナイトメア』を見た後、恐怖戦術の有効性について疑問を抱き始めた。
「自分たちならもっとすごいホラー映画が作れる」と確信した2人は、ドキュメンタリー映画の製作者のレンズを通して、見るもの全てが視聴者にも見えるような作品を目指した。