緑に光るサメのミステリーが解明される (3/5ページ)

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 この性質は、肉眼では見ることができない細胞レベルの動きを観察するために便利で、発見以来、標準なタグ付けツールとしてこの分野の研究にはなくてはならないものになった。

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緑色蛍光タンパク質の構造(結晶のリボン・ダイアグラム)
image credit:wikimedia commons

・サメから発見されたGFPに似た化合物

 グリューバー氏らによって、アメリカナヌカザメ(Cephaloscyllium ventriosum)とクサリトラザメ(Scyliorhinus retifer)の皮膚から発見された化合物は、GFPに似ており、紫外線といった特定の波長の光を照射されると、明るい緑色の蛍光を放つ。

 GFPとの違いは、GFPがタンパク質であるのに対して、サメの化合物は小さな代謝物であるという点だ。代謝物とは、代謝によって作られる物質で、体の中で数多くの機能を担っている。

 論文で取り上げられた2匹のサメの皮膚には、明るい部分と暗い部分がある。生体蛍光を起こす分子が含まれているのは明るい部分だ。ここが日光の特定の波長を吸収し、より長い波長にして放出する。そのために黄緑色に光って見える。

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クサリトラザメの歯状突起。ヘビかピラニアの顔にも見える。
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