ペットロス。ペットとの別れが悲しいのは自然なこと。その克服法は? (1/6ページ)
愛する人を失った時、私たちの心に受ける打撃は大きく深刻だ。この悲しみや痛みは、人間に対してだけではなく愛するペットを失った時も同様である。
専門家によると、ペットとの別れや死は、親しい人の死と同じレベルで私たちに衝撃を与え、心身に様々な変化が起こることがあるという。これはペットロス症候群とも呼ばれている。
毎日苦楽を共にしたペットは大切な家族である。自身の体調を崩すほど悲しみが大きいのは自然なことなのだ。だけど、ペットは我々に大切な思い出を残してくれた。幸せと喜びに満ち溢れた日々をもたらしてくれていた事実は色あせることはない。
今回はペットロスが起こる仕組みと、その克服法について見ていこう。
・ペットとの繋がりを形成する人間の脳の部分がカギ
家族のように可愛がり、大切にしてきたペットを失うことは、私たちの心を完全に打ち砕いてしまうほど悲しく、辛い。
Science Directに発表された研究報告は犬のケースだが、人間は人と人との繋がりを形成する脳の部分と同じ場所で、犬との繋がりも形成しているという。
つまり、ペットとの愛情や交流のシェアは、私たち人間同士で得られるような満足感を与えてくれるということだ。
犬や猫など、ペットと育む関係が人との関係に似ているからこそ、友達や家族のような強い絆が生まれるのだ。