テリー伊藤対談「西郷輝彦」(1)騒がしいツアーの日々も幸せでした (1/2ページ)

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テリー伊藤対談「西郷輝彦」(1)騒がしいツアーの日々も幸せでした

●ゲスト:西郷輝彦(さいごう・てるひこ) 1947年、鹿児島県生まれ。64年、「君だけを」でデビューし、同年の「第6回日本レコード大賞新人賞」受賞。その後も「星娘」「星のフラメンコ」などのヒット曲を連発、橋幸夫・舟木一夫と“御三家”と呼ばれ大人気に。73年、主役を務めたドラマ「どてらい男」で本格的に俳優業へ。以降、時代劇へも進出し、「江戸を斬る」「独眼竜政宗」などに出演した。94年、デビュー30周年を機に歌手活動を再度本格化。2000年には橋幸夫・舟木一夫とG3K(御三家)ツアーを行う。今年2月、デビュー55周年記念ベストアルバム「アクター」発売。現在はTBS日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」に、主演の大泉洋演じるサラリーマンが務める会社の社長・島本博役で出演中。

 橋幸夫・舟木一夫とともに「御三家」として大人気を博し、現在も歌手・俳優として活躍中の西郷輝彦。デビューまでの経緯から代表作「どてらい男」との出会い、あの俳優たちの素顔、そして放送中のドラマ「ノーサイド・ゲーム」の裏側まで天才テリーに残さず語り尽くした!

テリー 西郷さんは今話題のドラマ「ノーサイド・ゲーム」に出演中で、さらに今年はメモリアルイヤーらしいじゃないですか。

西郷 ええ、おかげさまでデビュー55周年を迎えることができました。

テリー すごいなァ、まずは人気歌手からキャリアがスタートしました。

西郷 はい。飯田久彦さんや坂本九さんに憧れて中学の時に家出をしましてね、大阪のジャズ喫茶のコンテストを受けたんですが、落ちちゃって。しかたなく紹介されたバンドのバンドボーイになって、関西や名古屋で歌っていたらスカウトされて東京へ出たんですが、仕事もなくて、しかたなく多摩川でキャッチボールばかりしていたんですよ(笑)。当時15歳だったかな。

テリー ああ、そんなつらい時期があったんですか。

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