G1初優勝!「覚悟」を確信した飯伏幸太が見せていく新日本プロレスの新しい世界 (2/2ページ)

リアルライブ

ただ昨年、棚橋弘至から「プロレス界を背負う覚悟はあるのか?」と突きつけられたことが、飯伏の気持ちに大きな変化をもたらせた。

 「そうですね、僕の中でずっと覚悟はあったつもりだったんです。今こうやって振り返ると、あの時はそういうつもりだったんだなって。それが確信になったと、今は本当に覚悟しています。これからも変わらないです」

 今シリーズ「諦めない」と言い続けることで、2年連続の決勝進出、そして初優勝を手に入れた。「諦めない」気持ちは棚橋もよく口にする言葉。飯伏の中で確信した「覚悟」は、かつて“エース”として新日本を背負っていく「覚悟」を持った棚橋からしっかりと引き継がれたと言ってもいい。翌日、飯伏は来年1.4東京ドーム大会のメインイベントのIWGPヘビー級王座への挑戦権利証を手に入れると、「G1で敗れたKENTA選手、EVIL選手とやって勝つ」ことを誓うとともに、1.5ドーム大会では「インターコンチネンタル王座に挑戦したい」と、二大タイトルへの連続挑戦をぶち上げた。これは今までの飯伏にはなかったこと。これを聞いて、公式戦で飯伏に敗れたIWGPヘビー級王者、オカダ・カズチカと、IWGPインターコンチネンタル王者、内藤哲也は黙ってないだろう。これが実現すれば、前代未聞のダブルドームは2日間観ざるを得なくなる。

 「新日本プロレスは新しい世界に進みます!」

 飯伏幸太が見せていく新日本の新たな世界を大いに期待したい。

(どら増田 / 写真 サイトー・ジュンヤ)

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