禁断過ぎる“近親相姦&近親不倫”全篇ヤリっぱなしのR-18映画『火口のふたり』 (1/2ページ)

まいじつ

禁断過ぎる“近親相姦&近親不倫”全篇ヤリっぱなしのR-18映画『火口のふたり』

映画評論家・秋本鉄次のシネマ道『火口のふたり』

配給/ファントムフィルム 新宿武蔵野館ほかにて公開
監督/荒井晴彦
出演/瀧内公美、柄本佑、柄本明(声)ほか

まだ〝全国区〟じゃないかもしれないが、瀧内公美という女優に注目してほしい。この新作できっと〝全国区〟の顔になると信じたい。それほどにインパクトがある逸材である。すでに『彼女の人生は間違いじゃない』(17年)で、被災地・福島から渋谷にデリヘル嬢として通うヒロインを演じ、賞にも輝いたりしたので、知っている人は知っている、知らない人は覚えてね。前回は「R-15」だったが、今回は威風堂々の「R-18」作品。〝出演〟を見ても分かる通り、彼女と相手役の柄本佑の2人が出ずっぱりで、誤解を恐れず言えば〝全篇ヤリっぱなし〟の映画でもある。

10日後に自衛官との結婚を控えた直子(瀧内公美)は、挙式に呼んだ昔の恋人でいとこの賢治(柄本佑)と久々に再会する。彼らは若き日に、ただ欲望のままに体を重ね合った仲であった。婚約者が不在の5日間限定ということで、2人は「あのころに戻る」が…。

淫猥にして崇高「観音様」の領域

とにもかくにも、この映画の瀧内公美はスゴイ! 実際は着衣シーンも少なくないのだが、全篇ほとんど服なんか着ていないんじゃないか、と見紛うほど。ヘアも辞さず、潔く全裸で貫き通し、作品に寄与している姿が清々しかった。その裸には後光が差していた。彼女にインタビューしたのだが、「セックス・シーンで裸にならないなんて作品への冒涜ですよ」と断じる姿はあっぱれの一語だった。

相手役の柄本佑も負けじと〝全篇全裸〟の心意気。公開中の『アルキメデスの大戦』では硬派一本ヤリの海軍軍人を演じていたが、ここではハダカで突撃一番! その硬軟自在に往還する姿は〝ザ・役者〟だねえ。

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