盲目のシカに付き添う少年。その親切な行いに触れた地域住民たちもまた、優しかった(アメリカ)
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困っている人や動物に優しくしている誰かの姿を見ると、「世の中、まだまだ捨てたもんじゃない」「人間っていいな」と、つい嬉しくなってしまう。
ひとりの親切な行いが誰かの目に触れることで、親切の連鎖となっていく社会は優しい。
今から4年ほど前にも、アメリカのシカゴのとある地域でそんな優しい世界が広がっていた。
盲目のシカに毎日付き添う少年を見ていた地域住民たち。少年の親切に惹かれた彼らもまた、親切の一歩を踏み出した。
・毎日シカに付き添って歩く少年
2015年9月、Redditに少年とシカの後ろ姿の写真が投稿された。

image credit:Reddit
実はこのシカは、盲目なのだそうだ。
近所のアパートの住民の話によると、彼らはこの少年(当時10歳)が学校へ行く前、毎日シカと一緒に歩き、芝生のある場所まで連れて行く姿を目にしていたという。
目の不自由なシカが、ちゃんと毎日餌にありつけるようにという少年の思いやりの行為だった。
この写真を投稿したBluecollarclassicist さんもまた、少年とシカの姿を直接目撃し、少年の優しい心遣いに感動した。この投稿はまたたく間に拡散し、多くのユーザーらが少年に感心の声を寄せ、大きな反響を呼んだ。
・なんて優しい少年なんだ。
・盲目のシカって犬に襲われたりしないのかな。
・私だったら、シカが盲目だったら気になって気になってなんにも手につかなくなっちゃう。
・でも、盲目だったら車に撥ねられる可能性もあるし、全ての生き物を生かすべきだとは自分は思わないな…。
・少年は本当に優しい子なんだと思うけど、このシカには保護団体の助けが必要だと思う。
・地域の野生生物保護団体がシカを保護
Bluecollarclassicist さんは、多くのユーザーが感じていたように盲目のシカにはもっと助けが必要だと思った。そこで、地元の野生生物保護団体に連絡し、相談した。
するとスタッフらは、シカを安全に保護することを申し出てくれたという。

image credit:Paws Planet
後日、Bluecollarclassicist さんは、このようにRedditを更新した。
動物管理局じゃなく、保護団体スタッフがシカを獣医院へ連れて行ってくれることになったんだ。
その後は、シカはタグ付けされて、管理された森林保護区へ運ばれることになるだろうということだった。でも、スタッフによるとシカはとても従順だそうで、ゆくゆくは承認された農場か、触れ合い動物園に預けることになるかもしれないということだった。
・少年の親切を見た周りも、親切行為に参加
少年と話をしたBluecollarclassicist さんは、少年がシカに付き添って毎日歩いて、まださほど日数が経っていなかったことを知った。
少年は、シカに名前こそ付けていなかったが、保護団体に引き取られていく姿を見て、シカの今後をとても気にかけていたという。
そんな姿を見たBluecollarclassicist さんと地域の住民たちは、少年とシカの写真をフレームに入れて少年にプレゼントすることにした。
更に、もし今後少年がシカに会いたいと思うようなら、いつでもシカが保護されている野生生物保護区へ連れて行ってあげると申し出るつもりだということを、BluecollarclassicistさんはRedditで綴った。

image credit:Paws Planet
目の不自由な動物を助けようと、自分にできることを考えて、救いの手を差し伸べた少年は真のヒーローだといえよう。
しかしここには、少年の姿を見た周りの人も親切行為に参加するという優しい地域社会が存在していた。
当時のRedditには、少年のストーリーを投稿したBluecollarclassicist さんに対しても、称賛の声が寄せられた。
References:Paws Planetなど / written by Scarlet / edited by parumo