温暖化の影響で植物が長い眠りから目覚める。イギリスで6000万年ぶりにソテツの雄花と雌花が開花(イギリス) (2/4ページ)

カラパイア



 つまり、かつてイギリスにもソテツは存在したが、少なくとも人類がここに住み始めて以来、人が自生するそれを目にしたことはなかったということだ。

 それなのに今、イギリス人類史上初めて、ソテツが花を咲かせているのだ。じつは雄花だけなら2012年にも開花したことがある。しかし雌花も同時にとなると6000万年ぶりのことであるそうだ。

 また植物学者にとっては6000万年ぶりにソテツの受粉を行う大チャンスでもある。

c2
image credit:Pixabay

・イギリスの寒さに耐えられないソテツの成長は最近の熱波が関係

 ソテツは従来のイギリスの寒さに耐えられるとは考えられていない。それなのに屋外で花が成長したのは、最近の熱波が関係しているようだ。

 2019年7月、イギリスでは38.7度という記録史上最高の気温に達した。また、世界各地でも同じような現象が起きており、ジリジリと気温が上がり続けているのはご存知の通りだろう。

 このことは世界の気温が変化していることを実証しているという。

 ヴェントナー植物園のディレクター、ジョン・カーティス氏は

雄花と雌花を同時に手にする条件は整いつつある。私たちにとっては、まさに温暖化の兆候だ。植物が私たちに語りかけている。自分たちに有利な条件に反応しているのだよ、とね

とコメントしている。
「温暖化の影響で植物が長い眠りから目覚める。イギリスで6000万年ぶりにソテツの雄花と雌花が開花(イギリス)」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る