ひそかに激増中「同窓会に行きたくない人たち」とその理由 (1/2ページ)
まずは自問自答してみてほしい。
自宅のポストに小中学校の同窓会の招待状が来ていたら、あなたは参加するだろうか?それとも不参加だろうか?
もし不参加だとしたら、その理由はなんだろうか?
■今ひそかに増えている「同窓会に行きたくない」人たちもちろん、誰しもにとって同窓会は「楽しみな会」というわけではない。
たとえばクラス内でいじめられていた人は、わざわざ当時の人間関係の中に戻りたくないはずだ。クラスメイトと結婚したが、離婚するなどして「会いたくない人」ができてしまった人も同様だ。あるいは太ってしまったり、薄毛になってしまったりと、風貌が当時と変わりすぎてしまった人も、同窓会の場で昔のノリそのまま無遠慮に突っ込まれるのはごめんこうむりたいところだろう。
しかし、そうした要因だけでは説明がつかないほど、今「同窓会に行きたくない人」が増えているのをご存じだろうか?
■同窓会が小規模化している理由『同窓会に行けない症候群』(鈴木信行著、日経BP刊)は、学年全体やクラス全体といった大規模な同窓会が減り、小規模化していること。そして同窓会そのものに行きたくない人が増えている現実を指摘。その理由を考察している。
SNSが普及し、あえて同窓会を開かなくても親しかったメンバーと集まりやすくなったこと。そして個人情報保護法によって、大規模な同窓会に必要な名簿が作りにくくなったこと。これらは同窓会の小規模化の理由として理解できる。しかし、「同窓会に行きたくない人」が増えたのには、また別の背景があるようだ。
■あなたは同窓会で「上司が年下でさぁ」と言えるか?どんな人にでも多少の見栄があるはずだ。
たとえば、小学生時代、中学生時代はクラスの中心だったのに、40代、50代となった今、会社で出世できず、年下の上司に使われている状況だとしたら、同窓会はどうにも居心地の悪い空間に違いない。
他の同級生たちはそれぞれに社会で活躍して、自分の地位を築いている(と予想される)なかで、今の自分が引け目を感じずに済むだろうか。おそらく、そんなことはあるまい。