悩める人への近づき方、正解はあるの? #大学1年生の転び方 (4/5ページ)
厳しいことを言うようですが、そこまで手間をかけるのが面倒くさいと思うなら、不用意に人の悩みに触れようとは思わないことです。中途半端な親切心は、本当に罪深いものなので。
でもですよ? この人、自分が悩んでいることに気づいてなさそうだけど、余計なことをなんにも考えずにお茶ができるのでたのしいな、と思ってもらえるなら、それはそれでステキなことですので、敢えて深い話はしないまま、なんにも知らないフリでご友人と付き合い続けるというのも、ひとつの友情の示し方だとは思います。
ご友人の人生に善良なモブとして参加するのだって、ひとつの「支援」ではあるのですから。
前回、ものすごい愛さんが、たとえ外国語が話せなくたって「コミュニケーションを取りたいと思ってる自分」に自信を持つようにしたらいい」と書いてらっしゃいましたけど、今回も同じですね。
相手の悩みをスマートに解決できるかどうかではなく、まずは、相手の悩みに寄り添いたいと思ったその気持ちを大事にしてほしいです。
とにもかくにも、同郷の友人のために、ここまで心を砕いている相談者さんがいい人であることは間違いありません。優しさはもう十分すぎるほどあるのですから、あとは自分の気持ちに従って行動するだけ。
人間、最終的には度胸がすべて。がんばってください!
ライター、大学教員。早稲田大学法学部、同大大学院文学研究科を経て、2019年春から東北芸術工科大学講師。ライターとして、日本の文学、マンガ、フードカルチャーなどについて書く一方、大学では、少女マンガ研究を中心としたサブカルチャー関連講義を担当。