不安も生きづらさも消える!今こそ知りたいブッダの教え (1/2ページ)
将来に不安を感じたり、他人の行動で嫌な思いをしたり、ニュースで残酷な事件を目にしたり・・・。
私たちは生活の中で、様々な要因から心をマイナスの方向に引きずられ、やるべきことに集中できなかったり、リラックスしたいのにリラックスできなかったりする。心を平穏に保つというのは、情報があふれ、対人関係が複雑化している現代において、簡単そうで案外難しいのだ。
『脳を鍛えてブッダになる52の方法――Just One Thing :神経心理学によるブッダの智恵をもたらす脳トレーニング』(リック・ハンソン著、影山幸雄訳、サンガ刊)は、ブッダの教えを通して、容易に悲観的にならず、どんなことにも乱れない心と脳を作る方法を明かしていく。一日のどこかで、こんなことを意識してみると、ともするとざわつきがちな心が少しだけどっしりとするかもしれない。
■完璧でないことに対する不安を和らげる私たちは不完全な物事に対して不安を感じる。
それは散らかった部屋や汚れた服から、ケガや病気、外国で起きる戦争や飢餓まで同じだ。もちろん、改善できるものは改善すべきだが、自分の問題も世界の問題もすべてが完璧に片付くことなど不可能だ。だから、不完全であることに耐性をつけなければならない。
完璧さや完全さを求めすぎると、自分だけの正義を他人にも押しつけるような人間になってしまう。理想も標準も私たちに必要だが、それを満たすことにこだわりすぎるのは自分を苦しくするだけだと気づくべきだ。
■自分の問題としてとらえないたとえば、仕事の同僚や上司、友人に厳しく非難されたら、誰でも落ち込み、自分のどこが悪かったのかと考えるだろう。
しかし、たとえ直接の原因があなたの落ち度だったとしても、激しく非難した裏には相手の個人的な悩みがあるかもしれないし、あなたに関係のない別の問題からストレスを抱えているのかもしれない。幼少期の経験から怒りやすい性格なのかもしれない。あなたに問題があったのかもしれないが、相手が非難したことには他の要素も絡んでいたのだろうと考えることで、気持ちが楽になるはずだ。