日本のおふくろの味「肉じゃが」を考案したのはなんと軍人・東郷平八郎だった説 (2/2ページ)
それが、醤油と砂糖を使うことでした。こうして、ソースの代わりに砂糖と醤油を使って作られたのが「肉じゃが」だったとされています。当時は「甘煮」と呼ばれていました。
苦心の末ようやく完成させた甘煮は、東郷の食べたビーフシチューとは全く別物でしたが、味は日本人好みに仕上がり、人気が出ました。
最近では、東郷が赴任していた広島の呉市と、旧海軍の港があった京都の舞鶴市その発祥を巡る論争が巻き起こっているそうです。さらに肉じゃがの起源には諸説あり、「東郷平八郎、肉じゃが発案説」に異論を唱える人も少なくありません。
「肉じゃが」と軍人。従来あった、家庭的なイメージとはちょっと程遠いかもしれません。肉じゃがを見ると、東郷平八郎の顔を思い浮かべざるを得なくなりましたね。
参考:高森直史『帝国海軍料理物語―「肉じゃが」は海軍の料理だった』
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