希少な日本産ホップ・村上セブンを使用して生まれたクラフトビール『MURAKAMI SEVEN IPA』の美味しさとはどんなものなのか? (2/3ページ)
そんな大事なホップに、希少な日本産ホップ「MURAKAMI SEVEN」を使用したのが、このスプリングバレーブルワリー『MURAKAMI SEVEN IPA』(330mlびん・希望小売価格 税込約560円・2019年7月2日発売)。日本ではあまり自生しない植物なので、日本産自体が珍しい。では実際にどんな味に仕上がっているのか、ぜひ飲んでみたい。
■IPAとは何なのか?
ちょっとその前に、商品名にもなっているIPAを解説したい。これはインディアペールエールの略称で、そもそもは輸送中に傷みにくいように、防腐剤としても役立つホップの量を増やした麦汁濃いめで香り強く苦いタイプのビール。
日本ではすっきりとして苦くなく爽やかなドライタイプのビールも人気だが、もっとビール感をしっかり味わいたいという人にとっては最適な、ビール味が濃厚でギリギリとした苦味を味わえるタイプのクラフトビールとなる。
一口飲んだだけで明らかに違いがわかりやすいので、クラフトビール初心者にも受け入れられるかどうかの踏み絵的に試すのにも適している。
■苦味をあまり目立たさない、フルーティーさが際立つホップの味わい。これが希少な日本産ホップ「MURAKAMI SEVEN」の実力か!?
栓を抜くと、ふんわりとしたスパイシーなフルーティーさが鼻をつく。ドリンクというより上質な煮込み料理のような香りが面白い。