マイペースだと言われたら。キャリアで転ぶ前に見てほしい対策 (1/3ページ)
こんにちは、マイペースに仕事を進めて8年、トイアンナです。
「マイペース」って聞こえのいい表現ですが、要はまわりの望むペースに合わせた業務進行ができず、協調性がないこと。「まだあれ、やってないの?」と突っ込みをいただくたびに、死にそうな思いをしてきました。
思い当たるフシはありませんか。最初は「天然だね~」と笑って許してくれた同僚が、次第にイライラしはじめる顔を。仕事が遅いことに自分でも焦り、ひとり残業した日々を。
当事者だけに、書いているだけで胸が苦しくなってきます。
■マイペースな人は「仕事ができない」? 「正社員は無理」?
マイペースと指摘されがちな人は、いずれ職場で居心地の悪さを感じはじめます。
そして「マイペースな人に向いている仕事」をネットで探して出てくる正社員職の少なさに絶望するのです……。
イラストレーター、習い事の先生、デイトレーダーって、基本的に個人でやる専門職ばかりじゃないですか。
ここで私たちは、向き合わねばなりません。仕事がマイペースだと言われた時点で、チームワークに向いていないと宣告されている事実と。私たちに向いている仕事は、ひとりで完結できる業務なのだと。
そもそも、マイペースな人は仕事が遅いのではありません。仕事のペース配分が下手なのです。集中力にムラっ気があり、一気に取り組めるときと、まったく集中できない時間をいったり来たり。ダメなときは何をしても進まないので、完全なルーティーンワークも苦手です。
また、取引先の都合でスケジュールが進む営業や、社内調整も苦手。となると、ひとりでガツンと集中して取り組める業務が向いています。マイペースな人は、向いている仕事が他の人より少ないのです。つらい現実ですが、認めなくては前に進めません。
■マイペースでもできる仕事とは
では、マイペースでもできる仕事とはなんでしょうか。端的に言うと、数字で成果が見え、それだけで判断してもらえる仕事です。