ひどい環境の中で固い絆を結んでいたガチョウとミニチュアホース。保護された後もガチョウは馬を守ろうと必死(アメリカ) (3/7ページ)
どちらかといえばガチョウのほうがミニチュアホースを守ろうとする気持ちが強いようですが、お互いに慰めあっているみたいです」
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・ガチョウがミニチュアホールを守ろうとする保護本能がすごい
それからというもの心優しいスタッフたちは彼らを思いやり、尊重しながら接するよう心掛けている。しかしあまりの仲睦まじさゆえ、かえって悩まされることもたびたびある。
たとえばワッフルに注射や投薬が必要になった時も、献身的なヘミングウェイが間に割って入ってきて「悪いけど彼は今日そんな気分じゃないから!」とでも言いたげな態度で妨害したりする。
「ヘミングウェイはワッフルの守護者のようにふるまいます。ワッフルと別れたくないのでしょう。私たちが間に入ろうとすると、決まって鳴いたり羽ばたきしたりするんです」
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ワッフルもそんなヘミングウェイを追い出したり威嚇するようなふるまいなどせず、自分よりずっと小さな彼に視線を送って気にかけているようだ。
彼らがいつ、どんな経緯でこうなったのかはわからない。だが、虐待とみなされるほど不衛生な環境を耐え忍ぶ中で、互いの苦しみを分かち合い、支えあうようになったのかもしれない。