千葉ロッテが画策する「東の猛虎」掛布&鳥谷の両獲り(1) (2/2ページ)
それが球団の思いやり。ロッテが掛布氏を欲していることを追認したわけです」(阪神OBの野球解説者)
とはいえ、ロッテが井口監督の続投を決めながら、掛布氏にちょっかいを出すのもおかしな話。しかし、井口監督の意向に沿ったチーム編成が背景にあるのだ。
井口監督が目指すのは、ベンチワークにとどまらず、もう一つ上のステージだ。福岡ダイエーホークス、シカゴ・ホワイトソックス、千葉ロッテなど日米の野球界の第一線で活躍し、ワールドシリーズにも出場した実績を持つ井口監督が思い描く最終形は「GM(ゼネラルマネジャー)での球界刷新」なのだ。
日本の球界では、トレードが頻繁ではなく、埋もれている選手がゴマンといる。MLBのようにトレードを積極活用したり、現役ドラフトを取り入れるなどして、選手がフルに働ける環境を整えたい。首都圏の地方球団ならそれがやりやすい…。
(明日に続く)