フランスの小都市がバスの運賃を無料に。車の利用者が減少しCO2排出量が削減。バスの旅を楽しむ人が増加 (2/5ページ)

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・この1年で住民の生活に大きな変化が

 現在、ダンケルク市内のバスが無料化してちょうど1年になるが、この1年間で住民の生活は大きく変わった。

 移動手段にマイカーを使っていた多くの住民が、バスを利用するようになったことで、その割合は平日で約60%増しとなり、週末には利用率が2倍以上になった。

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image credit:urbislemag.fr/Etudes VIGS-Infograhie AGUR

 新たな調査では、2000人の乗客のうち半数が以前よりも多くバスに乗っていると回答。更に、新たにバスを利用するようになった人については、その48%が車の代わりに定期的に使用していると答えており、回答者の全体の約5%は、マイカーを売ったり、2台目の車の購入を止めたりしたとさえ答えている。

 また33%が、以前には全く行ったことがなかった場所へバスで旅する機会が増えたとも回答している。

 バスの無料化は、単にバスを利用する人が増えたというだけでなく、住民の生活習慣にも大きな変化をもたらしたようだ。
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