八方不美人は米津玄師に負けないよう頑張ります!:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載277 (1/3ページ)

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八方不美人は米津玄師に負けないよう頑張ります!:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載277

エスムラルダの「勝手にワイドショー!」

連載第277回 八方不美人は米津玄師に負けないよう頑張ります!

 今、もっとも売れている男性ソロアーティストといえば、米津玄師。9月11日にリリースしたシングル『馬と鹿』(TBS日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』主題歌)は、9月23日付オリコン週間シングルランキングで41.2万枚のセールスを記録したみたい。
 なお、ソロアーティストの初週40万枚超えは、山下智久『抱いてセニョリータ』(2006年6月)以来13年ぶりとのこと。また、『Lemon』がCDリリースから半年で41万枚突破だったらしいから、いかに今、米津玄師が売れまくっているかがわかるわね。

 なんて知ったようなことを言ってるけど、近頃めっきり音楽情報に疎くなったアタシ(テレビドラマの主題歌と、行きつけのゲイバーで若い子が歌うカラオケが、貴重な情報入手手段)が「米津玄師」という存在をちゃんと知ったのは、約1年半前。その少し前から「最近、やたらこのお坊さんみたいな、軍人みたいな名前を目にするなァ」(玄師と元帥を、頭の中でごっちゃにしていた)と思ってはいたし、『打上花火』とか『アイネクライネ』とかもなんとなく耳にしていたけど、ドラマ『アンナチュラル』のエンディングで『Lemon』を聴いて、ようやく名前と歌声が一致したの。

 その後アタシも遅ればせながら、米津玄師の過去のアルバムを聴いたり、ちょこちょこ情報を集めたりしているんだけど、特にびっくりしたのが、YouTubeでのMVの再生回数。『Lemon』のMVは現時点で4.5億回、『打上花火』は3億回、『アイネクライネ』は2.2億回再生って……。YouTuberがどんなに体を張っても、なかなか達成できない数……。

 米津玄師の人気の理由については、いろいろなところに書かれているけど、楽曲や歌声の魅力もさることながら、どこかコミュ症っぽいところが、幅広い層に支持される一つの要因になっているんじゃないか、とアタシは思っているわ。あれだけ才能が豊か(ダンスや絵も上手いのよね……)でありながら、どこか不器用そう。だから嫌味にならないし、あのナイーブな詞の世界に、みんな安心してハマれるのよね。

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