平安時代の超イケメン貴族・在原業平、単なるチャラ男ではなく野心家でもあった (3/3ページ)

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良房の権勢の前に不本意な立太子が余儀なく行われたのでした。

とうとう出世のための希望が潰えた業平は以後、その絶望から気を紛らわすかのように和歌と恋愛の道に突き進むことになりますが、それでも栄華を追う夢は捨てきれなかったようです。

『伊勢物語』第97段には、業平が良房の栄華がいつまで続くように“おべっか”を使ったと思われる和歌も残されています。業平がその生涯に得た最高位は53歳のときに任ぜられた右近衛中将でした。

在原業平は後に、六歌仙・三十六歌仙の一人として選ばれています。彼の生きた時代、その晩年たるや、どんな心持だったのでしょうか。

参考:

『在原業平―雅を求めた貴公子』井上 辰雄 『日本の旅人 在原業平』 池田 彌三郎  『在原業平(コレクション日本歌人選)』中野 方子 在原業平

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