今が旬! 「ベイクドカラー」を使ったコーデ術
「ベイクドカラー」という言葉を知っていますか?
2019年秋の現在、おしゃれな人がこぞって取り入れている、くすんだ色みのカラーのことです。
今回は、そのベイクドカラーを今年らしくおしゃれに取り入れる際のポイントについて解説します。
■ベイクドカラーとは
2018年にトレンドカラーとして新しく登場したのが「ベイクドカラー」。
具体的にどんな色なのか解説します。
◇ベイクドカラーってどんな色?
ベイクドカラー(baked color)とは、直訳すると、「焼けた(baked)色」。つまり、少し焦げたような色のことです。
もともとの色にブラウンを加えたような、黄みがかったくすみ方が特徴です。
2018年のトレンドカラーとして注目され、その独特なカラーが新鮮な上、普段のファッションへ取り入れやすいと瞬く間に浸透しました。
2019-2020の秋冬コーデをアップデートしたいなら、ベイクドカラーを身に着けるのがおすすめです。
◇アースカラー、こっくりカラーとのちがい
ベイクドカラーと似た色に、「アースカラー」と「こっくりカラー」があります。
「アースカラー」は、天然の染料を使ったようなナチュラルな色みのことを指し、植物や大地を思わせるオリーブグリーン、サンドベージュなどが挙げられます。
「こっくりカラー」は、マスタードやピーコックブルーといった深みのあるカラー全般のこと。パープルやカーマインのようなヴィヴィッドな色みも含みます。
茶色から緑色をメインとする「アースカラー」よりも、青系やピンク系もあるベイクドカラーは色の幅が広いです。
そして濃い色が特徴的な「こっくりカラー」に対して、ベイクドカラーには淡い色をくすませたカラーも入ります。
どちらもベイクドカラーと重なる色みがあるので、まったくちがうというわけではありません。
◇ベイクドカラーが流行している背景
華やかな色みを身に着けたいけれど、原色やパステルカラーは気恥ずかしい……という人は多いですよね。
ベイクドカラーは程よく落ち着いた印象で、派手になりすぎずに身に着けられるところがポイント。
また、日本人に多いイエローベースの肌色にもベイクドカラーは馴染みやすく、ヘアメイクなどと合わせてもトータルで相性が良いということが流行の理由です。
■2019年取り入れるべき「ベイクドカラー」
さて、この秋冬、どんな「ベイクドカラー」を取り入れるといいでしょうか?
おすすめの4色を紹介します。
◇ベイクドピンク
まず手に入れたいのはベイクドピンク。
かわいくなりすぎずに身に着けられるのでおすすめです。
秋冬の定番、ニットで一枚押さえておきたいところ。
◇ベイクドオレンジ
派手になりすぎず、おしゃれな雰囲気が出るベイクドオレンジは、ワンピースで取り入れてコーデの主役に。
上下で色を揃えたワントーンコーデも今っぽくなるのでおすすめ。
◇ベイクドブラウン
焦げ茶は今季のマストハブ!
ボアジャケットやファーコートなど、アウターに取り入れると、ベーシックながらもこなれた印象のスタイルになります。
◇ベイクドグリーン
シックな雰囲気のベイクドグリーンは、シンプルコーデをおしゃれにアップデートしてくれます。
パンツで取り入れれば程よく辛口なカジュアルスタイルに。
■ベイクドカラーをコーデに取り入れるコツ
旬のベイクドカラーを上手にコーデに取り入れるコツを紹介します。
◇色のトーンを統一する
ベイクドカラーには、同じくベイクドカラーを合わせるのが◎。
ピンクやオレンジといった暖色系同士、あるいはグリーンやブルーといった寒色系同士でまとめると、スタイルに統一感が出ます。
◇小物をブラウンorブラックにして全体を締める
ベイクドカラーの洋服に合わせる靴やバッグなどの小物に悩んだら、ブラウンかブラックをセレクトしましょう。
ブラウンはコーデの雰囲気を壊さずにカジュアルにまとめてくます。
ブラックなら大人っぽくモードな印象に引き締めてくれるはず。
◇メイクでも取り入れる
ベイクドカラーは洋服だけじゃなく、メイクやヘアカラーなどでもトレンド。
オレンジ系アイシャドウやブラウンリップなど、メイクでリンクさせるとさらにおしゃれです。
◇ネイルで取り入れるのも◎
面積が小さいネイルは、さりげなくトレンドを取り入れるのにぴったり!
ベイクドカラーは肌馴染みが良いので、手もとがきれいに見えること間違いなしです。
ベイクドカラーは2020年も大活躍の予感!
派手になりすぎずに華やかで、秋冬の落ち着いた季節にもぴったりなベイクドカラーは、2020年も引き続きトレンドになることでしょう。
服やコスメの色みに悩んだら、ぜひトライしてみてください。
取り入れるだけでスタイルの旬度があっという間に上がりますよ。
旬のスタイルをぜひ楽しんでみてください!
(文:千木良まりえ、イラスト:ヤベミユキ)