追悼・安部譲二「場外乱闘」5番勝負(3)日本一の投手は江夏豊だ! (2/2ページ)

アサ芸プラス

江夏 今だから話すけど、ジャイアンツからも話があった。

安部 えっ!? いつ!?

江夏 阪神から出る時。長嶋監督の時(第1次政権)ですよ。

安部 行ってたらどうだった?

江夏 どうでしたかねぇ。

安部 ボール球2つ投げると、動物園のクマみたいにベンチをウロウロする監督だから、マウンドでイヤになったと思うよ。

江夏 ウーン、行かなくてよかった。

 こうしたシャープな視点と歯に衣着せぬ物言い、それらを支える博識ぶりは、アウトロー作家として貴重な個性だった。いや、男として、まだまだ追いかけたい背中であった。

 週刊アサヒ芸能での連載を心の底から感謝し、そして楽しんでいた笑顔に、合掌──。

「追悼・安部譲二「場外乱闘」5番勝負(3)日本一の投手は江夏豊だ!」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2019年 9/26号安部譲二江夏豊作家追悼エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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