すべてが怨念で埋め尽された「黒い家」 なぜこんな惨状に?家主が明かした真相 (1/3ページ)
Hさんの家、通称「黒い家」(2019年9月12日Jタウンネット撮影=写真以下同)
皆さんはこの家をご存知だろうか。2011年頃からインターネット掲示板「2(5)ちゃんねる」を中心に「黒い家」と呼ばれ、よく知られるようになった。ネット上では心霊スポットとして紹介されているが、今でも人が住んでいるらしい。
2019年9月。筆者は改めてこの家を訪れた。
キッカケは工務店?この家があるのは埼玉・蓮田市の某所だ。詳しい場所の記載は控えるが、検索すると住所もバッチリ出てくる。
近くに車を停めてじっくり建物を見ると、以前ネットで見かけたときより、壁面などへの文字の書き込みが多くなっている気がする。
訪れたのは17時30分ごろ。そこにはTシャツに短パン姿の男性が脚立に乗っていた。
Hさんの家
どうやら今まで黄色で「自民~」と書かれていた文字を黒のペンキで消している最中だ。
謎すぎる家で作業をする男性――念のため、筆者が着ている服が汚れても惜しくないものか確認したうえで、「こんにちは。ここのご主人ですか?」と恐る恐る声をかけた。
すると、
「そう。金がないからここに住んでいる」
と物腰の柔らかい声で返答があった。
この男性、フルネームが書かれた株券を塀に貼付しており、名前をHさん(仮名)という。
何年ほどこうした書き込みを続けているのかを聞いたが、
「さあ... 結構長いね」
とHさん。しっかりとは覚えていないようだ。
家屋の裏
長いこと書き込みを続けているのは確かなようで、敷地の至るところが黒く、そして文字が書かれている。