恋愛を楽しめる考え方・つらくなる考え方
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今夜はちょっと、恋の話をしよう
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ガチで恋するのって、たぶん誰にとってもキツイことであるはずです。ガチで誰かのことを好きになってしまえば、もう四六時中その人のことで頭がいっぱいになるし、自分が立っている人生の足場がぐらぐらと揺れるし・・・・・・これがつらくないはずがないですよね。だからときどき「わたし、いつも恋していたい!」とか、「生まれ変わったらずっと誰かに恋してる人になりたい」なんて言っている人を見ると、おいマジか?と思ってしまうわけですが。
さて、たとえば報われなさそうな片思いをしているときって、誰でもつらいと思いますが、でも、そういう恋愛すら楽しんでいる人もいますよね。こういうちょっとキツイ(すごくキツイ)状況下で、どんな考え方を持つのかというのは、恋愛観を超えて、もう人生観そのものじゃないかなと、先日ふと思いました。
人生を「修業期間である」と言う人もいれば、「楽しむためのもの」と言う人もいますよね。こういうのって、生まれもった性格と、後天的な性格との2つによって形成される性格だと、心理学の先生が言っていました。
生まれもって「人生とは修行」だと思っている人は、今から少しずつ訓練することで、「人生は楽しんだ者勝ち」と思えるらしいです。訓練の内容は・・・・・・たとえば1日5分でいいので運動することなんだそうです。運動って、スクワット100回とか、10キロマラソンみたいなしんどいことじゃなくて、1日5分歩くだけでもいいらしいのですが、軽く身体を動かしてあげると、徐々にポジティブな性格に変化していって、いろんなことを楽しみたいと思えるんだって!
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失恋しても「わたし、また振られた!みんなで残念会してよ」なんて感じで、ネガティブな人が聞いたら、どこでそんなポジティブな考え方を仕入れてきたんですか?的な楽天家さんも、きっと世の中にはたくさんいて、でもすがるような思いで誰かに恋愛の相談をする人はきっと、そこまで楽天的になれないから悩んでいるわけで、人生ってもともと不平等にできてますね。
恋愛を楽しむのがむずかしい人、というか、恋愛を含めいろんなことをすごく真剣に重たく考えがちな人は、楽しむ努力じゃなくて、楽しむ工夫をしてみるといいです。楽しむって、努力じゃないんですよね。この瞬間をどう楽しんでやろうか、という考えが自然にもたらす工夫、ここがポイントじゃないかなと思います。
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先日、美味しくない定食屋さんに入ったある女子が「わたしにこのお店を任せてくれたら、すごく美味しい定食を作って繁盛店にするのにな」と言いました。この子、料理なんか1度もしたことないんですよね。しかも誰からも「あなたにこのお店を任せます」なんて言われてないのに。でもこういうことを、笑顔でしれっと言えるんですよね。その考え方、どこで教わったの?
美味しくないお店に運悪く当たってしまうと、その日1日が超ブルーに思える人と、「わたいしにお店を任せてくれたら繁盛店に・・・・・・」と思える人のちがい。これってそっくりそのまま恋愛にも言えるんですよねえ。歯列矯正みたいに、自分の考え方をポジティブな方に矯正しようと意識すること――こういう「考え方」じゃなくて「ハウツー」がほしいんですよねと言いたい人もいると思うけど、でもどんな恋愛であってもそれを楽しそうにやっている人って、ベースの考え方がきちんとしています。若くてもちゃんとしています。恋愛を楽しめる考え方って、その瞬間を楽しみたい!損したくない!という、ものすごく単純なものなのかもしれません。(ひとみしょう/文筆家)
【今夜はちょっと、恋の話をしよう】(ハウコレ編集部)