ストレスのない恋をするなら「清純でなきゃ」の呪縛から解放されよう

ハウコレ

ストレスのない恋をするなら「清純でなきゃ」の呪縛から解放されよう



ここ最近公人の浮気や売春がニュースを騒がせています。

時には芸能人、時には官僚と、社会的影響力のある人たちが槍玉に挙げられて、袋叩きにあうのを見てると「さすがにそれはやりすぎじゃないか?」と思うこともしばしば。

そもそも、どうして日本はこんなに公人の恋愛事情にこんなに厳しいのでしょう?

■日本人は我慢しすぎている?

2014年、フランスの大統領に不倫のスキャンダルが発覚した時、多くの国民が「大統領の評価に影響はない」と答えました。(*1)

これは安倍首相と女優の浮気が発覚したにも関わらず、日本人国民の大半が「別にいいんじゃないの?」と答えたようなものです。日本の報道の感覚からすると信じられないですよね。

おそらく、日本人が不倫の報道にここまで敏感なのは、「普段自分たちが抑圧されているから」なんだと思います。

「一人の人を愛さなければならない」「一夫一婦制が男女のあるべき姿」

と行った固定概念が社会全体に漂っていて、複数の恋人がいたり、不特定多数の人と関係を持つことを「汚い」ものと認識されます。

そのため、性に対して「純潔であること」と社会的な評価が比例しているような傾向にあるようです。

だからなのか、私たちは普段「不純であること」に対して非常に罪の意識を抱いています。

中には隠れてうまいことやってる人もいるでしょうが、多くの人はそれを我慢して生きています。なぜならそれは「不道徳なこと」だからです。

そこで、公人(標的にされやすいのは、お金や地位・名声などがある人)の浮気などが発覚すると、「あいつはただでさえいい暮らしをしているくせに、私たちが普段我慢して、やりたくてもできない不道徳をやっていたのか!」という怒りが湧いてきてしまうのです。

(*1)参考「仏大統領スキャンダルも8割が「評価に影響はない」・・・政治家の私生活について、どの程度問題にすべき?」(http://blogos.com/discussion/2014-01-15/politician_private/)

■おしどり夫婦の実態

「おしどり夫婦」という言葉があります。いつも雄と雌がくっついて行動している「オシドリ」というガンかも科の鳥の様子から、「仲睦まじい夫婦」のことをさして使われる言葉です。

しかし、実際のおしどりはというと、雄の方は雌が卵を産むとさっさと別の雌のところに行き、雌は雌で一年ごとにパートナーをかえているそうです。人間に当てはめたらとんでもねぇカップルですね。

私の旧来の知り合いにまさに「THE おしどり夫婦」と呼べる二人がいます。本人たちも子どもたちも、そして周囲の人たちもその「幸せ具合」に異論を唱える人はいません。

しかしこの夫婦には一点だけ、世の中の常識から外れているルールがありました。それは、

「セックスの相手だけは外注しても良い」というルールです。

これを初めてその人たちから聞いたときは驚きました。

経緯を聞くと、夫婦生活を長く続けてきたところ「体の相性だけがどうしても噛み合わなくなってしまい、二人でよく話し合った結果、そのようなルールを作った」とのことでした。

その結果、以前よりもギスギスした空気感がなくなり、お互いノンストレスで生活できるようになったというではありませんか。

■本当に「純愛だけ」が幸せの形?

人生はいろんなことがありますから、生涯たった一人の人と、ずっと幸せに暮らしました、とおかないケースの方が多いでしょう。

であれば、もう少し柔軟に世の中を俯瞰して、世の中の一般的な幸せではなく「自分にとっての幸せの形はなんなのか」を考えてみるべきではないでしょうか。

念のため申し上げておくと、この記事で伝えたいことは、「ビッチであれ」ということではありません。

なんとなく蔓延している「こうあらねばならない」呪縛から解放されたほうが、ストレスの少ない恋愛ができるのではないか、という私からの一つの提案です。(川口美樹/ライター)

(ハウコレ編集部)

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