羽生結弦、今季プログラムに秘めた「皇帝秘話」と「幼少期の憧れ」 (2/2ページ)

日刊大衆

なぜならプルシェンコは“フィギュアの進化”が止まることに対して、現役時代から強い危機感をもっているからです」(前同)

■羽生とプルシェンコ、互いに“リスペクト”する理由とは?

 銀メダルに終わった2010年バンクーバー五輪の際、プルシェンコは金メダルを獲った選手が4回転ジャンプを跳ばなかったことに対して、「優勝者が4回転をやらなくていいのか」と異議を唱えていた。

「プルシェンコのこの発言は、点数をとることばかりに注力し、リスクの高い難しいジャンプにチャレンジしない風潮では、フィギュアスケートの未来が失われてしまうとの考えからでした。だからこそプルシェンコは、新しいことにチャレンジし続ける羽生を心からリスペクトしています。羽生が子供の頃からずっと憧れ続けてきたプルシェンコですが、今ではお互いに影響を与え、リスペクトしあう関係を築いているのです」(前出のスポ―ツライター)

 羽生の史上初の4回転半は、プルシェンコが願う“フィギュアの未来”にとっても大きな歩みとなる。プルシェンコの思いも力に変え、最高の「origin」を見せてくれる日もそう遠くはないだろう。

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