名医・博士の健康術 ★今週のテーマ「青背魚と_サバ缶」魚の脂に含まれるEPAとDHAは健康効果絶大 メタボに朗報!「中性脂肪」は青背魚で減少する!! (2/4ページ)
見た目はそれほどの肥満ではなくても、内臓脂肪型の「隠れ肥満」は“問題アリ”と肝に銘じたい。
食生活に青背魚を
EPAとDHAは体に不可欠な脂肪酸だが、体内で合成することができない。つまり、食べものから摂取する必要があるのだ。
厚生労働省が発表した「日本人の食事摂取基準」(2010年版)によれば、18歳以上のEPAとDHAの摂取量目標値は1日あたり1000mg(最新の2015年版には目標値が示されていない)。EPAとDHAを豊富に含むサバ、イワシ、アジ、サンマなど青背魚なら、100g程度で摂取できる。
「EPAの吸収率は、煮たり焼いたりすると約80%、揚げると約50〜60%に低下します。無駄なく摂取するなら刺身などの生食がいちばん」(栗原先生)
青背魚以外でEPAとDHAが豊富な魚の代表にマグロやブリがある。マグロはマイワシ並み、ブリはサンマ並みにEPA・DHAを含んでいる。刺身なら1人前で十分な分量だ。
EPAやDHAは空気に触れると酸化しやすいため、新鮮な魚を選び、抗酸化作用のあるビタミンCを含む野菜と食べるのがポイント。刺身のツマをバカにしてはいけない。
★サバ缶利用で毎日EPAを
青背魚や刺身向きのマグロやブリを合わせ、さらにサンマ並みのEPAとDHAを含むサケなども加えれば、毎日のEPA・DHA生活も実現できそうに思える。
しかし、いまや魚は高級食。今年不漁が予想されているサンマなどはもはや大衆魚ではなく、高嶺の花になりつつある。また、調理の手間から二の足を踏む向きもあるだろう。
そこでおすすめするのがEPAとDHAを手軽に摂取できるサバ缶だ。
安価で調理の手間がいらないうえ、サバ缶なら1缶で1日の摂取量の目標値である「EPA・DHA合わせて1000mg」をほぼクリアできる。しかも、新鮮なうちに加工されているサバ缶なら、EPA・DHAも酸化の心配はいらない。
少し前に起こったサバ缶ブームでは、入手が難しい時期すらあったが、いまは落ち着いている。