橋下徹vs小泉進次郎「水に流せない」福島原発汚染水バトル (2/2ページ)

週刊実話

というのは、これで小泉氏が総裁選に打って出る前準備が完全に整い、近い将来のライバルになると見ているからだ。つまり、橋下氏も近々政界復帰し、小泉氏が総裁選に打って出る頃には政界の中枢で重要な位置に立ちたいという思いが強い」

 自民党関係者も言う。
「橋下氏が政界復帰を狙っているのは確実。維新からでも自民党からでも出馬態勢は整っている。橋下氏を立憲民主党や国民民主党などの野党に取られ政権奪取されないよう安倍政権も下交渉にぬかりはない。菅官房長官と松井大阪市長は昵懇の間柄。今のところ大阪万博や大阪カジノをエサにした人参作戦に松井市長もズッポリ嵌っています。橋下氏の『処理水は福島だけでなく全国に流せ』発言後に松井市長が処理水の大阪湾受け入れOKの意思表示をしたのは安倍政権への援護射撃に他ならない。あの手この手で橋下氏らを自民党周辺にとどめておく作戦は今後も続くでしょう」

 当然、野党も手をこまねいているわけではない。昨年から小沢一郎元自由党代表らが動き、国民民主党金庫に眠る軍資金100億円をチラつかせ、なんとか橋下氏を野党から出馬させ自民党を倒す旗頭にしたいとして必死だ。橋下氏も『政権奪取論 強い野党の作り方』を出版するなど、野党との連携も臭わせている。
「だが、橋下氏は出馬を自民党からとも、野党からともまだ決めていない。政策的に合致すれば勢いのある『れいわ新選組』の山本太郎氏とだって手を結ぶ可能性はある」(維新関係者)

 この維新関係者によれば、橋下氏が描く対小泉氏の想定シミュレートは概ね2つあるという。

○橋下氏が自民党もしくは自民寄りの維新から政界復帰するケース。その場合、小泉氏はすでに入閣を果たしており、与党内で橋下氏は後塵を拝することになる。

○橋下氏が野党連合から政界復帰、野党連合の旗頭になるケース。自民党は小泉氏を旗頭、橋下野党とガチンコ勝負。ただ、現在の野党勢力では自民・公明の与党に負ける公算が大。

 「いずれにしても、政治家としての度胸と実行力で小泉氏と真っ向勝負するでしょう。2人が与野党、どの立場でも切磋琢磨すれば日本の政治は確実によくなる。できれば橋下君は与党にきて自民党に力を貸して欲しい。2人が与党で力を合わせれば、これほど心強いことはない」(自民党長老)

 朝日新聞が行った世論調査(14、15日実施)によると、ポスト安倍の順位は小泉氏が22%でトップ、2位は石破茂氏18%、3位が菅官房長官と河野太郎防衛相が8%と続く。
「橋下氏は純粋に小泉氏が政治家として大きくなって欲しいという気持ちから批判している面はある。ただ、それ以上に自分が政界復帰した時の最大のライバルが小泉氏と見ているからこそ、厳しい注文を突き付けているのです。政界復帰したならポスト安倍調査でも小泉氏を抜くはず。その負けん気が橋下氏をさらに大きくするでしょう」(別の維新関係者)

 ケンカ橋下の政界復帰は近い。

「橋下徹vs小泉進次郎「水に流せない」福島原発汚染水バトル」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る