どぶろっくの「下ネタ」はなぜ受け入れられた? 人が下ネタで笑ってしまうワケ (2/2ページ)
さらに、下ネタには良質なものとそうでないものが存在する。良質な下ネタとは、ある一定の振れ幅を保ったものであり、主に含みのある間接的な表現などが好まれる。例えば、局部の名称を連呼するといった直接的な下ネタは、一般常識が通用しない子ども社会の中では大ウケしても、大人社会では質の悪い低俗な下ネタとして敬遠される。
これらの条件に加えて、外見や音楽性、演技性、滑舌の良さといった高いエンターテインメントクオリティが加われば、笑いを誘う要因としてなお完成されたものになるだろう。
どぶろっくが優勝を勝ち取ったのも、この“良質な下ネタ”だった。このように、万人に受容される下ネタとは、潜在的背景を含めた複数の原因の相互作用によるものと言うことができる。
文:心理カウンセラー 吉田明日香