『偽装不倫』に『なつぞら』も、ドラマ現場で“働き方改革”が進むウラ事情 (1/3ページ)
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安藤サクラ
世間で“働き方改革”という言葉が叫ばれるようになって久しい。仕事と育児や介護の両立など、働き方が変わったことで、各企業が改革に取り組んでいるが、実はテレビの制作現場も同じだ。
夏ドラマ『偽装不倫』(日本テレビ系)は、「時短撮影」が行われていたという。主要キャストの杏は3人の子どもがいて、仲間由紀恵も双子の母親。2人が時短収録を希望したところ、時短撮影が実現し、現場のスタッフからも好評だったようだ。
これは見事な働き方改革だったが、2人の希望だけで実現したわけではないようだ。以前よりドラマの視聴率が落ちて制作費が限られるようになったこともあり、今は「撮影時間を延ばしてでも良い作品を作ろう」という雰囲気の現場は多くない。そもそも時短を受け入れる素地が、十分にあったのだ。
また、慢性的な人手不足に悩むテレビの制作現場では、なんとかいいイメージを広めたいという気持ちもあっただろう。昔から撮影の仕事は、プライベートの事情などおかまいなしな“ブラック環境”というイメージがあるが、これを払拭したいという意図もあったようだ。
働き方改革は民放だけの話ではない。