土地に隠者を住まわせる。18世紀の富裕層の間でブームとなった「庭園隠者」 (2/4ページ)

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18世紀後期のドイツの庭園隠者 Wikimedia Commons

・条件よさそうに見えるが、実際には孤独できついお仕事

 だが、実際には庭園隠者の成り手を獲得するのはとても難しかった。孤独な生活を強いられる、清潔という意識を完全に捨てる、ということは、いくらただで食べ物や寝る場所を得られるといっても、かなり厳しいことだっただろう。

 アバコーン伯爵の末息子で、高名なチャールズ・ハミルトン(1704~86)は、サリー州コブハム近くの私有地ペインズ・ホールにこの流行を取り入れるため、上記のような条件で新聞広告を出した。

 最初に雇った庭園隠者は丸々3週間はおとなしくしていたが、こんな生活に嫌気がさしたのか、地元のパブで飲んでいるのが見つかった。
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