土地に隠者を住まわせる。18世紀の富裕層の間でブームとなった「庭園隠者」 (4/4ページ)

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 彼は、自分の父親の所有地の洞窟で隠者として暮らした。のちにこうした行為はイギリスから、アイルランド、スコットランド、果てはその他のヨーロッパ諸国にも広まった。

 ジョージ王朝時代でもっとも有名な隠者のひとりは、フランシス神父だ。シュロップシア州ホークストーン・パークの石壁、藁葺屋根の庵に住み、訪れる者に知恵を説いた。

 これが評判になって、パークを所有していたヒル家は、ホークストーン・アームスというパブをつくり、あらゆる客に料理を提供した。

 すべての地主が、フランシス神父のような隠者に恵まれたわけではない。多くは、隠者を見つけるのすら苦労した。

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Wikimedia Commons/John Bigg

 新聞広告を出しても、なんの反応もない場合は、ダミーやオートメーション技術などの新しい方法を探し出す者もいた。

 フランシス神父が亡くなると、ヒル家は生身の人間のかわりに自動で動く人形を設置して、動かしたりしゃべらせたりしたようだ。

 庭園隠者の流行は、およそ200年あまり続き、18世紀にピークを迎えたが、19世紀に入るとついにすたれた。

References:Hermits As Garden Ornaments | Amusing Planet/ written by konohazuku / edited by parumo
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