史上初、ブラックホールが衝突したときに生じる音色の抽出に成功(米研究)※要音声 (3/4ページ)

カラパイア




The Sound of Two Black Holes Colliding

 ふたつのブラックホールがひとつに合体したちょうどそのとき、新しく誕生したブラックホールはほんの束の間だけ振動し、微かな重力波を周囲に投げかける。

 この現象はリングダウンと呼ばれているのだが、これまでは衝突で発生した重力波がピークを迎えた後では、微弱すぎて検出も解析もできないだろうと考えられていた。

 以前、イシ氏らはシミュレーションを通じて、重力波がピークを迎えた直後、リングダウンには耳障りな倍音が含まれているだろうと予測した。

 そして、この倍音という文脈において衝突で発生した音を解析したところ、新ブラックホールが鳴り響かせている音色を抽出することができた。

 そこでイシ氏らは、この成果を「GW 150914」に応用してみた。すると、やはり鳴り響く音色の抽出に成功し、それどころかふたつの別個の音(別個の振動周波数)まで特定することができた。

 米コーネル大学のサウル・テウコルスキー氏によると、

これは驚くべき結果だ。従来の常識ならブラックホールの余韻が落ち着いてしまえばどんな音を検出できても倍音はほぼ完全に消失してしまっているだろうとされていたのだから

とのこと。

 だが、実際はメインの音が可視化される前であっても、倍音を検出可能であることがわかったのだ。
「史上初、ブラックホールが衝突したときに生じる音色の抽出に成功(米研究)※要音声」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る