史上初、ブラックホールが衝突したときに生じる音色の抽出に成功(米研究)※要音声 (2/4ページ)
この特性のことを「ブラックホール無毛定理」という。
これは米物理学者ジョン・アーチボルト・ホイーラーが「ブラックホールには毛がないので、それぞれを区別できない」と表現したことにちなんだものだ。
今回の研究で質量とスピンがブラックホールの唯一検出可能な特性であると推測することができたようで、やはりブラックホールには毛がないらしい。
そして、このことは一般相対性理論の正しさがまたも証明されたということでもある。
米マサチューセッツ工科大学の物理学者マキシミリアーノ・イシ氏は、
私たち全員が一般相対性理論は正しいだろうと予測していたが、こうしたやり方で理論が確認されたのは初めてのこと。これは「ブラックホール無毛定理」を直接検証することができる初めての実験的測定だ。
でも、ブラックホールには絶対に毛が生えないことを意味するわけではない。ブラックホールは毛のない状態でまた一日を過ごしたということだ
と語る。
・衝突したブラックホールの音は?
さて、話題の “衝突” は、2015年9月に史上初めて検出された重力波「GW 150914」を生じさせたもの。この重力波を音波に変換してみたところ、水中で気泡が弾けたかのような音になったという。その音は以下の動画で確認することができる。