「恋愛ベタなわたし」でも、人はいくつになっても変わることができる

ハウコレ

「恋愛ベタなわたし」でも、人はいくつになっても変わることができる



「こんな私じゃモテない」と思って、この『ハウコレ』を熱心に読んだり、本屋さんで恋愛のハウツー本を買ったりしている人は、「人は何歳になっても変わることができる」ということを、まず知っておくと、気持ちが楽になるかもしれません。

■■未完になっている物語に心ひかれやすい

おそらく多くの人は、モテない理由を自分の過去に探し求めているでしょう。恋愛のハウツー本も、自己啓発プログラムも、過去のことに触れています。よく言われることですが、人は未完に終わってしまったことに、いつまでも心ひかれるそうです。

100%きれいに完結した物語ではなく、あいまいさの中で未完になっている物語に心ひかれやすい。だからたとえば元カレとの復縁を願う女子がいたり、親との関係に悩む女子がいたり、ということなのでしょう。

未完の物語に心ひかれるのは、きっとわたしたちの心のクセでしょうから、ある意味ではどうしようもないことなのかもしれません。人によっては「幼い頃、なぜ母親は自分にあんなことをしたのだろう」という自己分析が高じて、心理学者になっているくらいだから、それはそれで「そういうものである」としか言えないのでは?

■■3ヶ月でヒトは変わる?

未完の物語に心ひかれる人がいる一方で、人は何歳になっても変わることができると大真面目に信じて、いくつになっても新しいことにチャレンジしている人がいます。

物理的な変化でいえば、たとえばわたしたちのカラダは、早ければ3ヵ月くらいで変わるそうです。たとえば血液とか皮膚、骨の組織などは、3ヵ月から1年くらいで絶えず生まれ変わっているそうです。

■■歳をとるのも悪くないと思える瞬間

人は何歳になっても変わることができます。過去に執着している心が、過去から解放された瞬間、わたしたちは劇的に変わることができます。

過去に執着している心を解放するためになにをすべきか?というのが、恋愛ハウツー本や自己啓発系の本の、本来のテーマです。

どうすればいいのか?

たとえば、なにか変えやすいものを、具体的に変えてみてはどうでしょうか?髪型を変えるとか、殺風景な部屋に花を生けるとか。そこに過去の「未完の物語」は関係ありません。完結させようと躍起になったり、そこに立ち戻る必要はないのです。

「変わること」って面白くて、花を生けるなどの小さな変化をちゃんとやる人って、やがて大きく変化しています。「花ごときでなにが変わるのだろう」と思って、花を生けない人は、5年経っても10年経ってもむかしのままです。

40年以上生きていたら、「ホントに劇的に変わった人」と「むかしのままの人」が、よく見えてきます。歳をとるのも悪くないと思える瞬間です。(ひとみしょう/文筆家)

【今夜はちょっと、恋の話をしよう】(ハウコレ編集部)

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