貴乃花の怨念 貴ノ富士「引退勧告」と阿武松親方「退職」の真相 (2/3ページ)

週刊実話

殴ったのがゲンコツならいいと思ったとか、手を出さないでいい方法を教えてもらっていなかったとか、『協会の(暴力阻止の)コンプライアンスが十分に伝わっていない』などと言っていることが噴飯もので、これじゃあ、とても言い分を通すのは無理だなと思いました」(担当記者)

 元貴乃花親方の突然の退職にともなって、旧貴乃花部屋勢の8力士が千賀ノ浦部屋に合流したのはちょうど1年前の10月だった。この中から4人も関取が誕生しているのは称賛されるべきだが、今回、やはり行きすぎた指導でけん責処分を受けた双子の弟、貴源治を含めると、そのうちの3人(貴ノ岩は去年12月に退職)がトラブルを起こしたことになる。

 この原因は何か――。

 旧貴乃花部屋を知る関係者は次のように明かす。
「貴乃花は、相撲道をひたすら追究した横綱でした。だから、弟子たちにも同じ生き方を求めましたが、それだけでは立派な力士にはなれません。名人、達人と言われた栃錦や初代若乃花がそうだったように、周りには逆に優しくしないといけない。ところが、貴乃花の弟子たちは勘違いしたのか、周りにも厳しく当たるのでトラブルになるんです。仏作って魂入れず。元貴乃花親方の指導不足でしたね」

 そう言えば、弁護士を雇って記者会見を開くところなど、貴ノ富士の行動は元師匠とよく似ている。ただ、相撲協会は、貴ノ富士の主張に耳を貸す気配すら見せず、静観する構え。

 「あとは部屋の問題だ」
 と突き放しているのだ。こうなると、貴ノ富士サイドは法廷闘争に打って出るしかないが、たとえそこで勝っても土俵に立てるかどうか…。先の見えない闘いが待っている。

 この貴ノ富士の自主引退が議決された同じ理事会で、一通の退職願が提出され、すんなりと承認された。提出したのは、名古屋と秋場所を連続して休場していた阿武松審判部長だった。

 阿武松審判部長と言えば、平成22年に元貴乃花親方が二所ノ関一門を飛び出し、理事選に打って出た時からの“有力支持者”だった。去年2月の理事選で、協会首脳と対立する元貴乃花親方の代理として理事選に立候補。強引に立候補した元貴乃花親方が惨敗したのを尻目に初当選し、審判部長に抜擢されていた。

「貴乃花の怨念 貴ノ富士「引退勧告」と阿武松親方「退職」の真相」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る