ピュアもいいけど、実は損得勘定で恋したほうが彼氏ができやすい

ハウコレ

ピュアもいいけど、実は損得勘定で恋したほうが彼氏ができやすい



毎日のように送られてくる恋愛相談メールの半分くらいは、片思いについての相談というか質問で、世の中にはこんなにもたくさんの人が片思いに悩んでるのかと、読んでいて切なくなります。が、同時に、もっと自分が得することを考えるといいのに、とも思います。

■■その純粋な気持ちを忘れないでほしい

片思い中の人の相談メールというか頭の中って、わりとピュアなんですよね。寄せられた文章を読んでそう思います。ピュアさを中二病と揶揄する人もいるけれど、でも純粋であることってすごく大事で、人はある年齢をさかいに、そこまでピュアな気持ちを持てなくなります。ある年齢というのが28歳の人もいれば、40歳くらいの人もいればさまざまですが、ある日をさかいに、むかし持っていたピュアさがどこかにふっと消えてしまうんですね。なので、今ピュアな気持ちで片思いしている人は、できるだけ長くその純粋な気持ちを忘れないでほしいなと思います。

が同時に、もっと自分が得することも考えてみようよ。片思いに悩む時間とか、悩む心の痛みみたいなのを味わうのも、もしかしたら女子的には恋愛の醍醐味みたいなものかもしれないけど、悩んで疲れて自分が枯れてきているように感じたら、もっと自分が得するように考えてみようよ。どうすれば自分が枯れないですむのか?どうすればひと花咲かせられるのか?つまり得をするのか、について、考えてみようよ。と思うのです。

■■オトナ的な考え方

歳をとるにつれてピュアな気持ちは減っていきますが、では代わりになにが芽生えてくるのかといえば、それはもうオトナの知恵と情です。ピュアさって、裏側にトゲトゲがたくさんついていて扱いづらいけど、オトナの知恵と情はわりと扱いやすくて、これが歳をとるメリットでもあります。

たとえば、片思いの彼からLINEが返ってこないんですが、これって脈なしですかね?あきらめたほうがいいんですかね?という悩みって、彼と一緒にご飯を食べたらどうにかなる、と、オトナは考えます。オトナ的にこの状況を説明するなら、新規で取引したい会社にメールをしたけど音沙汰がない、というのに似ています。そういうとき、しれっと相手に接近して「まずはまあ食事でも・・・・・・いえいえ、そうは言わずに・・・・・・おねーちゃんのいるお店も用意していますから」みたいなことを言って(おねーちゃんは余計か)どうにかするのがオトナだし、オトナの知恵だしオトナの情です。

■■損得を超えたなにかピュアなものが残るから大丈夫です

つまり、同じ場所で悩んでいてもどうにもならないから自分が得をするように動く、という考え方になってしまったら、その人はもうピュアな青年でもピュアな少女でもなく、オトナだということです。ちなみに100%損得で動いても、たいていの人の心の中には損得を超えたなにかピュアなものが残ります。中途半端だとピュアなものが出てこないから恋にならない、つまり彼氏ができない。

というのが今夜のお話ですが、でもまああれですね、見ていたら損得勘定がモロに出ている人と、まったく出ていない人がすごく目立っていて、その中間というかバランスよくやっている人って少ないですね。世の中がすごく合理的になりすぎているので、損得勘定のうまい人は世の中の流れについていっているように見えるし、損得ではない別の価値観を持っている人は生きづらそうにしていますよね。

恋愛=生きること(人生)だから、これはこれで仕方のないことなのかもしれないけれど、でも今の自分になにが足らないのかという視点って、大事にしたいよね。(ひとみしょう/文筆家)

(ハウコレ編集部)

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