全身麻痺の男性が、脳波で動かす外骨格ロボットスーツで再び歩く(フランス研究) (3/3ページ)
さらにティボーさんは、バーチャルシミュレーションで手を前に出したり、手首を捻ったりするような複雑な動作も練習した。
こうした訓練を通じて、ティボーさんはロボットスーツに内蔵された14ヶ所の関節を操作できるようになった。そしてこの時点で、スーツの腕を動かして、さまざまなレバーに触れられるようにもなっていた。

・思想で操りながら実際に歩くことができた
最後の仕上げに、ティボーさんはロボットスーツを思考で操りながら実際に歩いてみせた。
現時点では、スーツは転倒防止のために天井からサポートされている状態で、自動的にバランスをとって立っていることはできない。
それでもティボーさんが実演した複雑な動きは、思考によってロボットスーツを操作することが可能であることを実証している。
この投稿をInstagramで見るRTE Newsさん(@rtenews)がシェアした投稿 - 2019年10月月4日午前1時30分PDT
ロボットスーツ以外にも、脳波によってコンピューターを操作したり、車椅子の操作したりといった応用も考えられるだろう。
今回のスーツを用いたとしても、体が麻痺してしまった患者さんたちがすぐに歩く力を取り戻せるようになるわけではない。しかし、ティボーさんの一歩が、そうした未来へ向けた一歩であることだけは間違いない。
References:Paralyzed man successfully walks with a brain-controlled exoskeleton/ written by hiroching / edited by parumo