広島・佐々岡新監督、緒方前監督と待遇が違いすぎる? 5年で激変したチーム状況、就任後の初仕事にも影響大か (2/2ページ)
「會澤は19年シーズン中に取得したFA権の行使が確実視されていました。18年オフの契約更改では大型昇給を獲得したものの、仏頂面で会見に臨んでいます。理由はいくつかあります。彼は『1億円に届く』と思っていたのに、叶わなかったこと。自分自身に対する球団の評価が低く、査定方法にも不満を持っていました」(ベテラン記者)
新たな働き場所を求めて、主力捕手が退団する某チームとの下交渉も終わっているなんてウワサもあった。
「メジャー挑戦の意思表明をした菊池涼介(29)の去就も気になります。野村祐輔(30)がFA宣言すれば、どの球団も欲しがるでしょう」(前出・同)
佐々岡監督はどうやって、彼らを説得するのか…。就任会見では当然、彼らの去就に関する質問も出た。そのとき、會澤の名前は出したが、他選手のことは言わなかった。質問者は「會澤、野村、ポスティングでの米挑戦を目指す菊池は?」と名前を挙げたのに、だ。
広島の波乱は、これからが本番だ。クライマックスシリーズよりも、佐々岡監督がどんな説得をするのか、そちらの方が興味深い。(スポーツライター・飯山満)