釣れた魚と旨い酒!日本全国釣り行脚 北海道厚岸町・尾幌川産エゾイワナ (2/3ページ)

週刊実話



★熊に怯えつつ蝦夷の渓を満喫
 ハリ掛かりはしなかったものの、場所も釣り方もハズレではなさそう。再びエサを丁寧に付け、同じ深みに仕掛けを投じて待ちます。
「……グリッグリッ!」

 やっぱりキター! でも、ここで慌ててはいけません。
「グリグリッ!」

 再び訪れた、ひと際明確なアタリで軽く竿を煽ります。ようやく魚が掛かった感触が伝わり、そのまま巻き上げて無事に確保。掛かっていたのは20センチほどのエゾイワナでした。

 北海道の道東ということを考えればお子様サイズですが、こんな釣り方でも釣れたことに嬉しくなりつつ丁寧にリリースし、次のポイントを目指します。

 渓流釣りは、無数にあるポイントを「ここはどうか? 次のここはどうか?」とワクワクしながら探り歩いていくのが楽しいんですな。

 ただ…秋の北海道の川原は「熊との遭遇」というリスクが…。

「熊は出会い頭が危険。遭遇しないように音を出して存在をアピールしながら動くべし!」というのが常識とされていますが、ワタクシ、熊除けの鈴もラジオも持っておりません。そこで「お〜い、たけしぃ〜、ひろしぃ〜」などと叫びながら釣り上がることにしました。

 名案かと思いましたが、「たけし」「ひろし」という名前の熊がいた場合は、逆に近寄ってきてしまう可能性もあるので、諸刃の剣かもしれません(←)アホ。

 ひとしきり叫びつつ、手近なめぼしいポイントを探りきりましたが、どのポイントでもエゾイワナがヒット。駅近&集落内という理由だけで適当に入った渓で、さらにこんな釣り方でも釣れてくれたことに、あらためて道東の魚影の濃さを感じたのでありました。

★蝦夷地の渓魚は小型でも激旨!

 結局、釣れたエゾイワナは20センチ前後が中心。リリースしながらの釣りとなりましたが、ハリを飲み込んでしまった個体を2尾持ち帰ってまいりました。集落内ではあるものの、釧路湿原絡みの素晴らしい環境を流れる渓流のイワナですから、不味いわけがありません。
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